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映画『チェルノブイリ・ハート』 そして、お母さん達の言葉


8月24日(水)IWJ主催 メモリアルウィーク in 小田原
で観た映画『チェルノブイリ・ハート』のこと、
そして、映画を観た後のお母さんたちの言葉についてお伝えいたします。

弱々な僕の心に突き刺さった事実や言葉が重たくて、
なかなかまとめることができず、少し時間が経ってしまいました・・・

映画の上映は音楽室で行われました♪
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映画を見終わってのお母さんたちの言葉

順番が逆になってしまいますが、
最初に映画を見終わってのお母さんたちの言葉を・・・

お母さんたちは涙を浮かべながら
私たちに伝えてくれました。
僕の心には、今でもお母さんたちの言葉が刺さっています。


福島からきたお母さん
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映画を見て、まず福島に重ねあわせてしまった。
私には5歳の娘がいます。
将来病気にもさせたくないし、
万が一病気にならなかったとしても、
娘が子供を産むときに、悲しい思いをさせたくないと考えています。

自分は被災者であり、今はたぶん被爆者でもある。

福島のみんなの声は、
福島の現状をとにかくみんなに知ってもらいたい
というものです。

知ってもらえないと誰も動けないし
どうすればいいのかわからない
自分が声をあげることで、
みなさんが国が少しでも良い方向に動くように
声をあげてほしいと思っています。

ひとりの力では何もできないと思っていましたが、
自分が福島の友達に放射能の危険性を話すことで、
避難を決断してくれた人もいました。

みなさんも、自分の周りの人にだけでもいいので、
事実を伝えて、何かできることがあれば実行して欲しいです。
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6ヶ月の息子さんがいるお母さん
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私には、6ヶ月の息子がいます。
生まれる前の検診で、病気があることがわかっていました。

映画の中にでてきた心房中隔欠損という病気を
私の息子も持っています。

それ以外にも重大な病気をもっていて、
生まれて五時間後に小さなお腹を切って手術をしました。
私はもう心配で心配でしょうがないという経験をしたので、
映画の中のお母さんが自分が重なって、とても苦しかったです。

日本にいて、すぐれた医療技術の中
みなさんの力をかりて、私の息子は命を助けていただきました。
そんなに一所懸命になって守った命なのに・・・

映画の中には、信じられない数字がたくさんでてきて、
苦しんでいる子供、病気でなくなる子供がたくさんいて・・・

今まで、こんな事態になってどうしたらいいんだろうと思っていましたが、
ただひとつ、
絶対にもう原発は存在してはならないということを、
自分の気持の中に強く強く持とうと思いました。

どんな理屈があっても、原発はやはり存在してはならない
とにかくそれだけを強く思いました。

私たち大人がそういう強い決意を持って臨めたらいいなと思っています。
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映画『チェルノブイリ・ハート』を観て・・・

□映画の概要
監督: マリアン・デレオ
2003年の米アカデミー賞で短編ドキュメンタリー賞受賞

チェルノブイリ事故から16年後の2002年、ベラルーシ共和国。
「ホット・ゾーン」の村に住み続ける住民、放射線治療の現場、小児病棟、乳児院
今なお続く被曝被害の事実に迫った渾身のドキュメンタリー
(公式サイトより)
チェルノブイリ・ハート公式サイト


甲状腺癌を患った病室いっぱいの子供たち
甲状腺癌の手術を明日に控えた子供の不安げな眼差し
事故後に生まれた重度の障害を持った子供たちの姿
水頭症の赤ちゃんが生まれてくる瞬間
心臓の手術を受けなければ生きられない子供の姿

次から次に映しだされる、時に目を逸らしたくなるような映像は、
すべて2002年、原発事故から16年後に
チェルノブイリ原発から80kmほどに位置する
ベラルーシ共和国ゴメリ州で起こっていた事実

チェルノブイリ・ハートとは
チェルノブイリの被害が及んだ地域で
生まれた子供が先天的に持っている心臓の重度の疾患のこと。

映画中での医師の言葉には、大きな衝撃を受けました・・・
「ここでは健康な子供が生まれる割合は15-20%」
「免疫力が弱く、生まれた後に病気になる割合も多く、
 他のヨーロッパ諸国に比べ乳幼児の死亡率が300%高い」

心臓疾患の他にも、小児甲状腺癌、水頭症、脳の障害、身体的な障害・・・


映画が撮られてから10年近くが経っていますが、
子供たちは今どうしているのか?
今も同じような状況が続いているのか?

そして、日本でも同じようなことが起こるのか・・・

現実が重くのしかかってきます。


放射線被曝による健康被害については、
主にガンのリスクが増える
という部分に焦点が当てれられている場合が多いように感じますが

それだけではない・・・

遺伝子が傷つけられることによっておこる、
二代、三代先の子供たちにも起こってしまうかもしれない、
様々な先天的な障害についても、
同じように語られなければならないように思います。


「不安を煽るから」とか
「パニックを防ぐためです」とかで、
目を背けたくなる現実が隠されることがありますが、
僕は現実を見なければいけないと思います。

自分の子供を思い最も切実であるお母さんたちの多くは、
たとえ、不安になっても、パニックになっても
真実を知りたいと思っているように感じます。

子供たちや他のお母さんが
悲しい思いやつらい思いをしないことを願っているように感じます。

正しい情報を知り、全力で後悔のないように
子供たちを守りたいと考えているように感じます。


僕は結婚していますが、子供はいません
でも、大切な家族や猫たち(家には猫が7匹います)を守りたいと思っています。
だから、いま起こっていることは自分の問題だと考えています。
そして、自分にできることは全力でやろうと思っています。

お母さんたちの涙や言葉から、強い決意と勇気をもらいました!


岩上さん
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●IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)
ジャーナリストの岩上安身氏が主催するネットメディア
3月11日以降のUstreamでの各種会見、デモ、専門家インタビューなどの
ネット中継の質と量は圧巻のひとこと!

個人的には、IWJがもたらしてくれた一次情報によって、
見える世界が大きく変わり、情報リテラシーを強く意識するようになれました。
岩上さん、IWJスタッフのみなさま、本当にありがとうございますm(_ _)m

メモリアルウィーク in 小田原
主催 IWJ
日程 2011年8月20日(土)から26日(金)
会場 小田原市の廃校 片浦中学校
3.11以降の脱原発等の動きについての講演会、シンポジウム、トークイベント、映画上映会、展示。
福島の子供たちを小田原に招いて、夏休みを過ごしてもらうチャリティーイベント

会場の「片浦中学校」 母校じゃないけど、なんだか懐かしい空気感♪
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海岸線から急な坂道を登って会場の片浦中学校へ
振り向けばいつも海が見える♪
坂はきついけど、素敵な町小田原市根布川
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by nekotoru | 2011-09-08 03:50 | チェルノブイリ


普段は猫写真家ですが、たまに小さなメディアになって伝えます。おしどりマコさんケンさんの「自分がメディアになろうぜ」一期生?(仮&非公認)自分で見たこと聞いたこと、感じたままにお伝えします。


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