「負げねど飯舘」記者会見 復興ってなんなんでしょう

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8月26日(金)に行われた自由報道協会主催「負げねど飯舘」記者会見
東京でのうのうと暮らす僕に、
原発事故の被害を受けている当事者、飯舘村の方たちの言葉が突き刺さりました。
今回は、記者会見の四分の三を占めた質疑応答に関連して、
主に愛澤さんがお話された内容をお届けします。

記者会見の概要
会見者
「負げねど飯舘」村民を守り、美しい飯舘村を取り戻すことを目指す村民有志の会
愛澤卓見氏 佐藤健太氏 鈴木保男氏
→「負げねど飯舘」ホームページ
司会 おしどりマコさん 司会アシスタント おしどりケンさん

復興ってなんなんでしょうね

会見最後の愛澤さんの復興についてのお話
それまで比較的穏やかに話をされていた愛澤さんの口調、表情に熱い感情がこもりました。

愛澤さんのお話
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復興ってなんなんでしょうね
空間線量が高くても、頑張って戻ってそこで生活することが復興なのか?
被害者である福島の人に特攻隊のようになって、
頑張ってこいと言われているような気がする。

頑張れる人には、頑張れるような状況をつくってください。
頑張れない人、疲れた人には手を差し伸べて欲しい。

復興という言葉に踊らされたくないなと思っています。

最高の復興もあれば、最低の復興もある。

もしかしたら飯館は帰れないとうこともあるかもしれません。
みんな出ていかなければならないということになるかもしれません。
その時に、飯舘にいた子供たちが、行った先で出た先で、
自分は飯舘村出身だ、いいところに住んでいたと・・・
故郷を誇りに感じ、新しい場所で頑張ってくれれば、
それが復興の最低ラインではないか・・・

だから、飯舘にいた子供たちが頑張れるような状況を作って欲しい。
生きている間は胸を張って、やりたいことを頑張れる
そのために支援をして欲しい。

政府も行政も・・・復興という言葉を使うのであれば、
被曝の評価や補償の問題を解決しください。
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愛澤さんは、飯舘村にすぐには帰れないかもしれない、
飯舘村が元通りには戻らないかもしれない、
それを既に覚悟し始めているのかもしれない。

その上で、たとえ村が元通りにならなくても、
村の仲間たち、子供たちが頑張って生きていけるように、
安心して生けていけるようにして欲しい・・・
復興復興というのなら、せめて飯舘の子供たちが飯舘の人達が、
病気になってしまった時のことを心配せず、がんばっていけるように。。。
過去の内部被曝の評価も含め、ちゃんと補償が得られるようにして欲しい。

これが今、愛澤さんが一番伝えたかったメッセージだと思います。


東京でのうのうと暮らしてきた僕にできることは、
このことを少しでも多くの方に伝えること
この問題をずっと忘れずにいること
今のところ、その程度しかできることはないかもしれません・・・
でも、できることには絶対に必ず全力で取り組むことを誓います。
愛澤さん、佐藤さん、鈴木さん、そしておしどりマコさん・ケンさん
がんばりましょう!


この他、会見の質疑応答で僕が気になったことを
以下に掲載いたします。


Q:福島県の野菜を食べて応援になるのか?

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A:愛澤さん(現在は福島市内に避難している)
私や私の周囲の人間は、今は福島産の野菜は食べていない。
自分たちは、もう充分に被曝してしまったので、
できるだけこれ以上の被曝を避けたいと思っているから。

応援して買って食べてくれている人には、本当に感謝している。

福島県の野菜を食べて復興という話がテレビ等でよくでるが、
駅やイベントで、ちゃんと検査された安全な野菜が販売され、
それをみなさんに買ってもらっていると思っていた。。。

しかし、関東圏のスーパーで福島県の野菜が
ものすごく安い値段で売られているという話を聞いた。
安い値段で売られているということは、農家が相当に買い叩かれているということ。

そういったこともあり、福島の野菜を食べることで
福島の農家が助かっているかというと疑問はある。

福島県には安全でおいしい野菜もあります。
そういったものを、福島県の農家から直接、適正な値段で買い付けて欲しい。
それは農家もすごく助かる。

食べることが復興の手助けになる、逆に食べないのは何事だ!
というような話があるとすれば、自分はそれは少し違うのではないかと思う。

安くなった野菜を買って、それで復興だと言われると
ちょっと違うような気がする。

食べることが復興支援だ、など話を単純化しないで欲しい。

支援にも色々な形がある
例えば、福島の子供たちのために安全な食べ物を提供してもらうとか、
そういった支援のほうが私はうれしい。
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食べて応援、については個人的に以前から疑問を感じていました。
福島の農家から直接、野菜や果物をものすごく安く買って、
産地を偽装して流通に乗せいている悪い人もいる・・・そんな情報も耳にしました。
そういったものに関しては、もちろん放射能汚染の検査もされていないだろうと思います。
上記の真偽は確かめようがありませんが、
少なくとも僕自身は安心して野菜を買って、食べることができないと感じていました。

正直、食品や水の暫定基準値も、食品の放射性物質のモニタリングも、
なんかちょっと適当な気がするし・・・
わかりやすく国民に伝えようという意思も感じられない。
お店に行ったって、何がどれくらいの放射線量なのか、どこにも書いてない・・・
そんなんで、いったいどうやって食べものを選べっていうのでしょうかね(T_T)

色々うやむやにして、みんな面倒くさくなって
「まぁいいや、国が言ってるんだから大丈夫なんだよ、
国とか企業にまかせておけば、きっと大丈夫だよ」
「難しいことは、東大出た政治家や官僚の人達が
ちゃっとやってくれてるよ」
そんな風にみんなが思考停止するのを、国は待っているのでしょうかね・・・

多くの国民が面倒くさくなったり諦めたりせずに、
不安な食べ物は買わない、食べない。
自分が感じている不安を、実際に食べ物の提供側に伝える。

安心、安全を提供しないとものが売れない社会であることを伝える。

ものが売れなければ企業は、必ずものが売れるような動きを取りますよね・・・

結局、ひとりひとりが思考停止せず、自分の問題として行動をするしかないだなと思います。
がんばろう!オウッ♪

最後は、自分の意見を長々と書いてしまいましたが、
今回このような素晴らしい記者会見に参加する機会を与えてくれた
おしどりのマコさん・ケンさん
そして、飯舘村の愛澤さん、佐藤さん、鈴木さん
自由報道協会のみなさま
本当にありがとうございました。

自由報道協会HP
おしどりマコ・ケンの脱ってみる!←飯舘の話もいっぱいでてくるマガジン9の連載記事

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by nekotoru | 2011-08-31 01:30 | 福島 飯舘村


普段は猫写真家ですが、たまに小さなメディアになって伝えます。おしどりマコさんケンさんの「自分がメディアになろうぜ」一期生?(仮&非公認)自分で見たこと聞いたこと、感じたままにお伝えします。


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