「負げねど飯舘」記者会見

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東京で暮らしていると、東電福島第一原発の事故は遠い世界の出来事のように感じられることがあります。

しかし、今なお震災や原発事故の影響により、避難生活を余儀なくされている方は8万人以上(※)。
※東日本大震災復興対策本部発表 8月11日現在の全国の避難者数 82,643人

福島第一原発に近い地域では、日々放射能汚染を強く意識し
家族を子供をどうやって守るべきか、安全な土地をどうやって取り戻すべきかと、多くの方たちが戦い続けています。

そういった方たちと自分との「温度差」を実感し、これからいかに行動するべきか考えるきっかけとするため、普段は主に猫の写真を撮っている、ゆるゆるカメラマンの私も、2011年8月26日(金)に行われた「負げねど飯舘」記者会見に参加してきました。

記者会見の概要
会見者
「負げねど飯舘」村民を守り、美しい飯舘村を取り戻すことを目指す村民有志の会
愛澤卓見氏 佐藤健太氏 鈴木保男氏
→「負げねど飯舘」ホームページ
司会 おしどりマコさん 司会アシスタント おしどりケンさん

原発事故後の東電会見、事故対策統合本部会見で大活躍のよしもと所属の夫婦漫才芸人のおしどりマコさん・ケンさん
自由報道協会にも所属するお二人が、飯舘村の仲良しご友人を招き実現したのが今回の記者会見。
同時に、これまで報道に携わったことのない人も、みんなメディアになろうという呼びかけも行い、当日は記者会見デビューの人も多数含む100名弱の参加者が集まりました。
ちなみに、参加者の顔ぶれは「小学校一年生のチビッコから、NHKの解説員まで」(マコさん談)という多彩っぷり!
ニコニコ生放送、IWJといったネットメディアによる中継も行われました。

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「負げねど飯舘」記者の冒頭 愛澤卓見氏は、発災以後の飯舘村のこと、文部科学省に提出した要望書についてお話をされました。
その中から、いくつか印象に残った点を書きたいと思います。

誰も私たちの内部被曝線量を評価してくれない

3月15日から20日頃の自分たちの放射線の内部被曝線量を評価、推定して欲しい。
将来、村民に病気等の健康被害が出た時に、被曝線量がわからないことで、健康被害と被曝との因果関係の証明ができず、証明できないから賠償の裁判で村民側に不利な判決がだされてしまうのではないか。
過去、東海村JCO事故後の裁判では、住民側の健康被害に対する賠償は認められていない・・・飯舘村でも同じようなことが起こってしまうのではないかと危惧している。

飯舘村は3月15日から20日の間に、高濃度の放射性物質を含む霧に包まれた。
当時、福島原発で爆発があっても「安全です。ただちに健康に影響はありません。」という言葉に象徴されるように、村民に放射能汚染のことが知らされていなかったため、村民はいつも通りの生活を送り、大量の被曝をしてしまった。

被曝から既に半年近くが立ってしまった現在、半減期の短いヨウ素は検出ができないため、正確に被曝線量を推定することができないのではないかと考えている。


子供たちは自分たちが放射能に被曝したことを自覚している。

甲状腺ガンなど、誰かに放射線の影響と考えられる健康被害がでてしまった時に、ほかの子供たちが「自分も被曝しているから、自分も病気になってしまうのではないか」と心配しなければいけない状況になってしまうのを、どうにかできないかと・・・
少しでも精神的な負担を軽くすることはできないかと活動をしている。


怒りや悲しみはなく、とにかく助けて欲しい、とにかくきちんとして欲しい

どこがきちんと対応してくれるのか、どこにお願いしていけばいいのか、それが知りたい。

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佐藤健太さんの取り組み

将来もしも健康被害が発生してしまった時のために、健康手帳をつくり、自分の行動を記録しておくという取り組みを行っている。
いつどこで何をしていたかにより、被曝の有無や線量を推測することが、もしもの時に役立つ重要な情報となる。

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この後、質疑応答が長時間ありました。
質疑応答編は、また別途アップ予定です。


□IWJの記者会見中継のアーカイブ



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by nekotoru | 2011-08-28 23:18 | 福島 飯舘村


普段は猫写真家ですが、たまに小さなメディアになって伝えます。おしどりマコさんケンさんの「自分がメディアになろうぜ」一期生?(仮&非公認)自分で見たこと聞いたこと、感じたままにお伝えします。


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